こんにちは。
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
昨日2月4日は、私の大好きな 故)竹田和平さんのお誕生日でした。
すっかり忘れていたのですが、和平さんのお弟子さんである本田晃一さんのブログを見て思い出した次第です。
久しぶりに私の人生を大きく変えた本田晃一さんの著書。
「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」を読み返してみましたよ。
竹田和平さんについて
竹田和平さんは、たまごボーロで有名な竹田製菓の元会長であり、100社以上の上場企業の大株主で日本一の個人投資家《日本のウォーレンバフェット》と呼ばれていた方です。
私が和平さんを知ったのは、残念ながら和平さんが亡くなったあとでした。
上に書いた本田晃一さんの著書
『日本一の大投資家が教えてくれた人生でもっとも大切なこと』
を読み、私は一気に和平さんの大ファンとなってしまいました。
和平さんは、
真心(まろ)と感謝の心(ありがとう)
をとても大切にされていました。
日本を愛し日本のいつかくるであろう経済破綻を心配し、日本を守りたいと思っていた。
晩年は、そんな意思を受けついでくれる若者たちへの教育の場を積極的に作ってこられた方でした。
和平さんの世の中や人への《与えるこころ》
本田さんの著書を読み、いつも自分の利益ばかりを考えて生きてきた自分をとても恥ずかしく思ったんです。
そしてこの本を読んでいくうちに「私も和平さんのような”与えられる人になりたい”」そんな気持ちが自然と湧いてきました。
お金は大切です。
けれどお金だけでは幸せにはなれない。
そんなことを教えてくれた和平さんの言葉たち。
本田晃一さんも著書の中でこうおっしゃっています。
僕は、豊かさの秘訣を知りたいと思っていたが
(大きな声では言えないけど)ホントは「金持ちになるためのノウハウ」を知りたかったはずなのに
「幸せになるための生き方」を和平さんは教えてくれた。
お金やモノに執着し「お金がない」が口ぐせで、常に周囲に対する不平不満を口にしていた昔の私。
お金持ちになる方法が知りたくて、そういった本を読み漁っていた私にたいし、本田さんの著書を通して「幸せになるための生き方」を教えてくれたのが和平さんの言葉でした。
お金があれば幸せになれるのか?
昔の私は、
「もっとお金があれば幸せになれる」
そう信じていました。
私は厳しい母に育てられはしましたが、生い立ちが特別貧しかったり不幸だったりしたわけではありません。
ただ、常に人と自分を比べ自分にはないものばかりにフォーカスして生きてきた。
子供の頃にずっと欠乏感を感じて生きてきた私は、大人になってもずっとこう感じて生きてきました。
自分が満たされないのは、
●お金のせい
●だれかのせい
●国のせい
●周りの環境のせい
だと……。
子どもの頃は母の厳しい管理下に置かれた私も、社会人になり自分でお金を稼げるようになってからは全てが自由になりました。
けれどお金とモノに執着していた私は、自分の手からお金やモノを離すまいと必死だったんです。
「人に与えるなんてトンデモナイ!こっちに寄付して欲しいくらいだよ!」
30年以上、ずっとそんな気持ちで生きてきました。
そんな私にとって、本田さんの本に書かれた和平さんの《与えるマインド》はかなり衝撃的で相当なショックを受けました。
けれど和平さんの言葉はとても温かく優しくて……。
「こっちが寄付して欲しいくらいだ!」と思ってきた私にも、素直に受け取ることができたんです。
幸せで豊かな人生を送るために必要なこと
和平さんはご自分のことを「花咲爺」と名乗っていたそうです。
花咲爺と名乗る理由を、本田さんが訪ねたときのお話が本に書いてありました。
「花咲爺さんも意地悪爺さんも同じことをしたけど、結果がまったく違ったよねぇ。
これは何でだと思う?」
この質問に、幸せに豊かに生きる秘訣が集約されていたことはあとで知ることになるが、このときは意味がさっぱりわからなかった。
結論から言うと、幸せで豊かな人生を送るためには、「在り方」が大切なのだ。
はなさかじいさんのお話は、誰もがご存知のとおり。
優しいおじいさんと意地悪じいさん。
ここほれワンワン。で、犬のさすところを掘ったり、臼でもちをつく、木の上から灰をまく。
2人の行動は全く同じでも、結果は大違い。
何が違ったのか?
その行動に込められた心の違いです。
行動は同じでも、心持ち(在り方)の違いだけで、現実は違ったものになることを教えてくれた童話ですよね。
「もう少しお金があったら・・・」
「旦那の給料がもっと高かったら・・・」
満たされないのはお金がないせいだと思ってきた私でしたが、私に足りなかったのは「お金」ではありませんでした。
今の自分の環境(すでにあるもの)に感謝する心、
そしてどんな環境の中でも幸せを見つけられるというスキルが圧倒的に足りていなかったんです。
シアワセは、与えられるものではなく感じるもの。
同じ現象が起きても、人によって感じ方は違います。
同じことに対し「たったこれだけか」と思う人もいれば、「キャー幸せ☆彡」って思う人もいる。
どんな環境の中でも幸せをみつけられるというスキル。
本田さんは和平さんのことを、
「どんな状況でも自分のコップを満たす達人なんだ」
と、本の中で語られています。
自分が満たされないと、人は他人に優しくすることはできません。
和平さんはどんな状況の中でも自分自身の心持ちひとつで、自分のコップを満たす達人だった。
だから常に和平さんのコップは満タン状態。
そんな和平さんだからこそ、いつも人に与えることばかりを考えていられた。
豊かさを得るための《与えるマインド》が欲しければ、まずは自分のコップを満たす達人になること。
そしてそれは、人から何かを与えられるのを待つのではなく、幸せを感じる心さえ自分が持つことができれば、いま”ココ”にあるもので十分満たすことが可能である。
そんなことを、この本からたくさん学ぶことができました。
どれだけたくさん貯金してお金があっても、夫のお給料がいくら上がっても……
人の欲望は果てしないです。
もっと、もっと……と、いつまでも満たされない。
自分自身に《幸せを感じるこころ》がなければ、いつまでも豊かさと幸せを感じることができないんです。
「お金がない」が口ぐせのあなたへ
竹田和平さんという人を、あなたは知っていましたか?
私には文才がないので、あなたの心にちゃんと届くように和平さんの素晴らしさを表現することができません。
けれどもしも過去の私と同じように、「お金がない」が口ぐせだったり、将来のお金にたいする不安を過度に感じていたとしたら、一度《竹田和平さん》のことをネットで検索してみてください。
本田晃一さんの本もとってもおススメですが「本を読む、本を買う」というのは、本を読み慣れていない方にとっては、なかなかハードルが高いことですよね。
けれどネットで和平さんについて調べることは、いまこのブログを読んだあとすぐに誰にでもできるはず。
私は実の母から「守銭奴」と言われたこともあるような強欲な人間でしたが、
こんな私でも、和平さんの言葉に出会い今すでに持っている自分の幸せにフォーカスすることで、少しずつ過去の自分とは違う自分になることができました。
そして本当に少しずつですが、《与えるマインド》を持つための練習をしているところです。
日本の経済危機も心配ではありますが、個人もお金で悩んでいる人はたくさんいる。
和平さんのことを少しでもたくさんの人に知ってもらい、和平さんの言葉でたくさんの人に幸せになってもらいたい。
幸せな日本人が増えれば、日本も幸せな国になる。
和平さんの「日本を守りたい」という気持ちを少しでも応援したい。
微力ではありますがこうして和平さんの言葉を広めていくことで、私は和平さんへの恩返しがしたいと思っています。
和平さんのお弟子さんはたくさんみえます。
ネットで検索してもらえば、和平さんの言葉をきっとたくさん拾ってもらえるはず。
必ず、お金で悩むあなたの心にも届く言葉が見つかると思います。
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最後に本の中で紹介されていた、和平さんの言葉をひとつ。
和平さんは戦後間もない頃、産みたてのフレッシュな卵をたまごボーロの原材料に使っていたそうです。
焼き菓子では無精卵かそうでないかの味の差はわからないのに……
普通、焼き菓子には安価な無精卵をつかうはずなのに。
当時竹田製菓は、高利貸しからめちゃめちゃ高い金利のお金を借りて回していたのに。
「戦後の貧しい中で、一銭でも多くのお金がほしいのになぜそんなことができたのか?」
本田さんが和平さんに質問したときの、和平さんの言葉がこちらです。
わしはなぁ、天が見とると教わったよね。
別に天を信じなくてもええんだわ。
自分は見とるよね。自分で自分を欺くことはできんよね。
嫌なものを混ぜて売ったらどう?
自分が気持ち悪いがね。
わしはなぁ~。
お天道様の下を愉快に笑いながら 堂々と歩きたかっただけがね。
昨日は、和平さんのお誕生日。
一日遅れではありますが、
もしも私の今日の記事をみて、和平さんの言葉をどなたか一人のこころに届けることができたならば、和平さんへの素敵な誕生日プレゼントになったかなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。