こんにちは。
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
夫婦で株式投資を楽しんでおります。
一蓮托生の夫婦であっても、投資への考え方は違うものです。
家計のお金をそれぞれの証券口座で預かり、普段はお互い自由に取引しておりますが、口座内でのやりくりは自由でも、投資への追加資金等は勝手にはできません。
いつかの記事にも書きましたが、今回のコロナショックでの新規の追加投入に夫はあまり積極的ではありません。
なので夫は自分の持ち株を損切りして資金をつくり、新たな気持ちで次の2番底を狙っていくようです。
かなりの損切りになりますから、ビックリの私。
でもそれが夫の楽しみ方のようですね。
「全部損切りする」と相談を受ける
先週、夫から「株を全部損切りする」と相談を受けました。
相談というより、報告でしょうか(笑)
今日現在では19000円を回復している日経平均ですが、その日はたしか800円ほどの大幅安の日で、夫からの話を聞き思わずびっくりしてしまった私です。
夫は怖くなって相場から退場したくなったわけではありません。
このまま損切りせず持っていても、買値に戻るには時間が掛り過ぎる。
それならばいま損切りして、現時点で本当に欲しいと思っている株を次に下げたタイミングで買いたいと言うのです。
含み損となっている銘柄の中には、夫の思惑通りに進まず明らかに自分の中で「失敗した」と思っていたものもあります。
そういった銘柄にいつまでも固執していても、資金の無駄遣いになってしまう。
たとえ損切りになったとしても、いま本当に欲しい株にお金をまわしたい。
そんな想いですね。
そして昨日、大事な2銘柄のみを残して本当にあとはキレイに損切りしてしまったようです。
含み損が含み損ではなく、実現損となってしまった瞬間です。キャーー―!
リーマンショックを経験したからこその決断
夫の決断が正しいのか間違っているのか?
その判断はその人の持つ投資スタイルによって変わるのだろうなと思います。
長期投資なのか・・・、中短期で売却益を積極的に狙っていきたいスタイルなのか?
そして今後の追加投資はどうするのか?
ちなみに私は、現在持っている含み損の銘柄を損切りすることは考えていません。
あくまで「持ってればいつか上がるから」というスタイルです。
でも、暴落により下がったときには今後も積極的に買い進みたいと思っている。
持ち株は売らない。でも今後も積極的に買い進みたい。
それを両立させるには、新規で追加資金の投入が必須なわけです。
私たちは住宅ローン完済のためにすでに500万円近い株を手放し、今後積極的に買い進めるほど口座には多くのお金が残っていないのですよね。
だから夫は、せっかくのチャンスを逃さない為にも損切りして口座内で投資資金を作ろうとした。
上に書いたように、夫はあらたな資金投入を最小限にしたいと考えているからです。
私と夫の判断は全然違ったものですが、私の判断も夫の判断もどちらもリーマンショックを経験したからこその判断です。
夫の今回の決断がその経験からであることが私にもわかります。
私たちはリーマンショックで大きな失敗をしています。
そしてその失敗を引きずり、アベノミクス相場ではあまり多くの利益をあげることはできませんでした。
リーマンショックでの失敗
・資産は半分以下に減り、あまりの含み損に二人で恐れをなしてしまった
・損切りは一切せず、さらにナンピン買いする始末
・落ちるナイフを早く拾いすぎ結局高値で掴んでた
・一番安い時には怖くてただ眺めてるだけだった
上昇相場になるころに子どもが生まれ、夫の一馬力となってしまったために追加資金が入れられなった経緯はあったものの、私たちが引きずったショックはかなり大きかったんです。
投資とは、銀行預金などより多くの利益を上げることができる可能性がある反面、元金を減らしてしまうリスクがあるものです。多くの方が、投資を始める前にまずは投資について本やインターネットから情報を得て投資について学ぶだろうと思います。[…]
この記事に細かく書いていますが、共働きだった私たちは下落相場に意気揚々と毎月毎月新規の資金追加投入をしています。
損切りは一切せずに高値で掴んだものはそのままに、下がるたびナンピンナンピンを続けていました。
それらは結局、何年もの長い間塩漬けになったままでした。
最終的に買値に戻ったものも多かったけれど、資金と時間とチャンスを全部無駄にしたと夫は感じたのかもしれません。
そんな経験から、夫は「お金を全部株に回すのは危険!いまある資金内で楽しむんだ!」と、今回損切りを選んだのだと思います。
私の判断は夫とは少し違っていて、「優待と配当をもらってゆっくり待てばいい」という考え方です。
そのために私はずっと、暴落時には塩漬けになってしまってもいいと思えるような銘柄選びをしてきました。
だから現在の含み損銘柄も、ほとんどそういった銘柄であり買値に戻るまで配当・優待をもらいながらゆっくり待つつもりでいます。
「でも暴落時には積極的に買い進みたい!」
これには追加資金が必要になってきますから、夫の承諾が必要です。
追加資金をもらえるように一生懸命夫を説得するつもりですが(笑)、夫が追加投入に反対することも良いことでもありますよね。
リーマンの時には2人そろって「GO!GO!」であれだけ失敗したんですから、夫が私の買いたい欲を抑えてくれるのはありがたいことです。
それにより、今手元に残る資金をより大切に使おうと購入時期を真剣に考えることにも繋がります。
私はリーマンショックから、「日本がつぶれない限り、いつか必ず日本株は復活する」ということを一番に感じたのだと思います。
同じときに夫は、「限りある資金・時間・チャンスを最大限に活かす方法を自分なりに考えること」を一番の学びとしたのかもしれません。
私と夫の考え方は違うけれど、お互いリーマンでの失敗を今回の相場で活かしたいと思っていることは同じです。
夫婦でずっと、これからも楽しい株式投資を続けていきたいです。
余談ですが投資好きの父の話
あ・・・、先日実家の父と電話で話したら・・・。
「(日経平均)15000円になったら、買いに行くよ~」と明るく言っておりました。
数年前から「今回の相場が自分にとっては最後の大相場になるだろうから、オリンピック前には目をつぶって売るよ」と言っていた父。
70歳を超える父にとっては、もし今後失われた20年などとなってしまっては上がるの待てない恐れもありますよね。
だからそれわかってて身を引くのかと思いきや(笑)、やっぱり一生株式投資を辞めることはできなさそうですね♪
父はバブルの崩壊も経験して、バブルの頃にはお金を借りてまで株を買っていた。
そしてたくさんの失敗も経験しています。
それでもこうやって、もう何十年も株式投資を続けています。
そして私たち娘に会うたび、毎回笑顔でうれしそうに株の話をしてくるんです。
株式投資は、上がっても下がっても楽しいもの☆
父を見ていると、私にとってはもうこれは疑いようのない事実なのです。
私もそんな父と同じように、年を取っても元気で頭がまわる限りは<楽しい株式投資>を続けていきたい。
儲けも大切ですが、何よりも大事な<楽しい株式投資>
投資自体を楽しんでいくこと。
そんな気持ちをずっと忘れないでいたいですね。
おはようございます。今日もご訪問いただき、ありがとうございます。 大波から、いつ降りる? 最近の株価、好調ですね!先日、こちらの記事を書きました↓↓[sitecar[…]
↑コチラの記事に、父と母それぞれの投資の考え方・出口戦略を書いています。
よかったら読んでみてください。