幸せって、どうやったら手に入れられると思いますか？
私は、幸せは、幸せについて学ぶことで手に入れられると、本気で思っています。
なぜなら、それは兎にも角にも、私自身が幸せについて学ぶことで、今の幸せな自分を手に入れてきたからです。
私は今まで生きてきた中で「死にたい」と思ったことは、一度もありません。
そこまで追い詰められるような不幸を味わったことがないし、生きる死ぬといった極限の貧しさも体験したことがありません。
そんな私の書く文章は薄っぺらい話ばかりで、ある人にとっては、
「あなたは元々幸せだからそんなことが言えるのよ」
「あなたは世の中の厳しさを何もわかっていない」
と、感じることがあるものだということは自覚しています。
それでも、私に書けることは私自身が経験してきたことだけ。
上に書いた言葉は、「自分の人生を変えたい」と思い、読書の習慣をはじめたころの私自身が、いつも思っていたことでもあります。
名だたる著名人、成功者の本を読むたびに「それはあなたが元々すごい人だからできたんだよね、私には無理」と、すべてキレイごとにしか聞こえなかったときもありました。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
そんなスラムダンクの名言がありますが……
自分の理想である美しい言葉に出会いながらも、
「でも、実際そんなん無理だよ、キレイゴトだよ」と思うたびに、
キレイゴトとして処理してしまった瞬間に、そこで思考停止だよ（もう前には進めないよ）
と、自分に声を掛け続けてきました。
自分を変えたい、変わりたいという人以外には関係のない話ですが、自分を変える最初の壁は、そんなキレイゴトと真剣に向き合うことだと私は思っています。
そしてその壁を乗り越えるために必要なのが、
もしかしたら…そんな世界が本当にあるのかも？
と、自分の考える常識から１歩抜け出して、「それくらいならやってみようかな」ということを、何かひとつでも実際に行動してみることです。
「キレイゴト」 この言葉って、みなさんはどんな時に使いますか？ あくまで私の場合ですが… 「うんうん。そうなれたら…
幸せについて学ぶ前の私は、幸せとは、自分以外の人や外部の環境からもたらされるものだとずっと思い込んでいました。
あとは、自分にはどうにもならないと思っていた「運」の良し悪しによって幸せは決まると思ってきました。
つまり、昔の私は「自分自身で幸せになる（幸せになる思考・行動を自分で選んでいく）」という、覚悟も決意も持っていなかったわけです。
そんな私が「幸せは学ぶことで手に入れることができる」なんてことを、信じられるはずがないですよね(笑)
「幸せ」という現象は存在しない。
「幸せ」とは与えられるものではなく、感じるもの。
数年前に、この言葉に出会ったときは本当に衝撃を受けました。
でも、その言葉は本物でした。
私の夫は、コロナの不況を大きく受ける業種に属しており、会社は赤字、ボーナスは大幅減となりました。
その収入減をどう受け止めるのか？
「ちぇ、たったこんだけかよ！ ありえないだろ！」と、思うこともできるし、
「赤字なのに、ゼロにならなかっただけでありがたい」と思うこともできる。
年一回の昇給１０００円を少ないと思うのか、ありがたいと思うのかで、同じ現象でも幸福度は大きく変わってきます。
私たちにはそれぞれ、持っているものもあれば持っていないものもある。
そして、持っているもの（起こる現象）は同じでも、それを「幸せ」と感じるのか「当たり前（不幸）」と感じるかは自分次第だ。
そうしたことをひとつひとつ実感できるようになり、「幸せ」は学ぶことで手に入れることができる、幸せにはコツがある、と、私は少しずつ思えるようになりました。
今回読んだ『99.9%は幸せの素人』という本。
衝撃のタイトルですが、
この本には最先端の脳科学、心理学、幸福学に裏付けされた「科学的に自分を幸せにする裏技」が詰まっています。
幸せを自分で掴み取れる時代へ
いよいよ「幸せの条件」や「幸せになる方法」が明らかになってきたのを受けて、研究結果を実社会で活かすムーブメントが一気に広まりつつある時代なのです。『99.9%は幸せの素人』
今は科学的に「自分で自分を今以上に幸せにする」ことができる時代。
そう書かれています。
この本は、コンサルタントでありベストセラー作家の星渉さん、「幸福学」の研究者である慶応義塾大学教授 前野隆司さんの共著です。
研究された専門的な「幸せ」についての深い知識を、それぞれ特技を持ったお二人がタッグを組んで、誰が読んでもわかりやすく書かれている本。
『99.9%は幸せの素人』
この、刺激的で目を引くタイトルも、研究者である前野さんが厳密に解説した場合、
「きわめて多くの人は幸せについて知っておくべき知識を知らないから、本来の幸せを取り逃している可能性がありますよ。この本を読むと幸せの玄人の話を知ることができますよ」
だそうです(笑)真面目バージョンですね♪
ちなみに過去の私は、幸せに関する知識を知らないばかりに「本来の幸せ」を取り逃していた一人になります♡
この本のすごいところは「行動のレシピ化」にこだわっているところ。
大切なのは「知識の数」ではなく「できることの数」です。
この言葉と共に、各章ごとに具体的な行動レシピが準備され、今すぐ本を閉じて実行しましょうと書かれています。
ひとつでも行動することができれば、私たちは確実にまたひとつ幸せになれるんです。
お金・パートナーシップ・仕事 等々…
いろいろありますが、この記事では私の苦手とする「パートナーシップ」について、少しだけ書いてみたいと思います。（備忘録として🤣）
（前書き2000字／全4600字）
✔「結婚」とは「スポーツ」である
✔「努力する気がないなら結婚するな」
本にはこのように書かれています。
「さまざまな科学的な調査から言えることは、今より幸せになりたいと思うのなら、スポーツに取り組むように、日常の出来事に取り組まなければならない」
ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっているなんてことはないんだよ。ということです。
結婚した方が幸せか？そうでないかは「努力次第」
人は脳の「順応」という機能によって、トキメキがなくなっていく。
「恋愛ホルモン」は３年経過でほとんど分泌されなくなるのは有名な話。
８年経っても幸福度が高いままだった男性は、パートナーと一緒にいることを当たり前と思わないように心に決めていたようです。
「順応」による「慣れ」に抵抗するための様々な努力をして、慣れることを遅らせて、いつまでも幸福を感じる状態にすることができた。
私自身も反省する点が多々あります。
この章の行動レシピは、
「愛してる」とまでは言わなくてもいいので、まずは何でもない日に、パートナーに感謝のプレゼントをしてみましょう。（後略）
私は、夫に対し「愛してる」などとは口が裂けても言えません😱
なので早速、夫の好物を購入してきました。
夫は間違いなく喜んでくれるし、それを見た私も幸せな気分になれます♡
幸せがひとつ増えますね♪
「努力する気がないなら結婚するな」
少し乱暴な言葉ですが、研究者 前野さん流の言葉に直すと…
「努力する気がないなら結婚しないほうが幸せになる確率が高い」
だそうです。
そして、「寄り添うべきは”つらい時”ではなく”うれしい時”」ということが、社会心理学の研究で明らかにされているということが書かれています。
相手にいいニュースがあった時に、どのように反応するのか？
これが自分と相手の幸福度に大きな影響を与える。
パートナーがつらい時に寄り添わない傾向がある夫婦よりも、うれしい出来事があったときに、無反応や冷ややかな反応、温度差がある夫婦の方が離婚率が高いというデータがあるそうです。
ここでの行動レシピは、
今までを振り返って、「自分からしたら大したことじゃないから、十分な反応ができていなかった」という場面を書き出してみましょう。
それが自動的に、これからの大きく反応するリストになります。
たとえば「旦那さんが好きなプロ野球チームが勝ったことに対して無反応」「奥さんの『いい買い物ができた！』という発言に対して薄い反応」などです。
これについても、夫や子供に対して、私はおおいに反省するべき点がありまくりです(汗）
リストまでは作っていませんが、ここ数日、このことを意識して家族に接してみました。
家族に変化はありませんが、今の私にはこれは「努力」という言葉がとても当てはまります。
お恥ずかしい話ですが、自分の興味のないことを相手と同じ気持ちになって喜んであげることが普通にできる状態に持っていくには、もう少し時間がかかりそうです。
家族への慣れや甘えについて、もう少し深く考えてみたいと思っています。
これはあくまで「結婚」の幸福度に関わる一例に過ぎませんが、この本に書かれていることで、自分がすでにできていること、できてないことが、人それぞれ見つかるはずです。
私の例でみて分かる通り、ここに書かれていることを実践することができれば、幸せとは誰かから与えられるものではなく、自分自身の力・行動によって、「今よりも幸せな状態」に持っていくことが可能になることが想像できると思います。
まずは「自分自身で幸せを掴みに行く」と決めること！
そして、「それができたら誰も苦労しないよ。それをしたからといって何が変わるの？」なんて思ったら…
✔キレイゴトとして処理してしまった瞬間に、そこで思考停止だよ
✔もしかしたら…そんな世界が本当にあるのかも？
これを合言葉に、「イイね！」と思ったことは、これからもどんどん行動に移していきたいと思った私でした♪
未来の自分のために、いまの自分にできる努力をして「本来の幸せ」を取りこぼしなく、受け取っていきたいですね(^○^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事は、ＳＮＳ「note」に投稿した過去記事を加筆修正し改めて投稿したものです。
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