こんにちは。
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
夫の仕事の不安について、いくつか記事を書きました。
そこで”生活防衛資金”や住宅ローン完済の話を書きながら、フッと思ったこと。
「住宅ローン完済の資金を準備するときに、よく貯金(現金)を使わずにいられたなぁ」って。
なぜなら、この完済資金を準備するのに、株を十数万円損して売っているからです。
損して売るくらいなら、すぐそこに使える現金があるなら、それを使ってもけして不思議じゃなかった。
改めてそう考えると、「目的別貯金」って目的を達成するためのすごいパワーがあるなと思う。
<目的別貯金>はお金に名前をつけること
我が家に入ってくるお金たちには、入ってきた瞬間にそれぞれ”名前”が付けられていきます。
その月に使われるお金はすぐに予算別に分けられ、「食費」「住居費」「光熱費」などの名前が付けられる。
貯金にしても同じです。
全て目的別貯金として通帳・口座分けされ「老後資金」「教育資金」「車関連費用」などの名前が付きます。
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実家を出た若い頃から、ずっとこういった家計管理をしてきました。
そのため一度名前が付けられたお金を、そう簡単に別のことで使ったりしないという約束事が、私の中では当たり前になっています。
「子供が産まれたら、教育費はこども名義の通帳で貯めましょう」
そんな言葉を聞いたことがある方もみえるかもしれません。
こども名義で貯金すること。
そうすることで、他の用途でお金が必要になったときでも心理的に使いにくくなる。
お金に名前を付けるということは、お金に対し使い道を約束することです。
「あなたは旅行へいくためのお金」
「あなたは新しい車を買うためのお金」
「あなたは老後豊かに楽しく生活するためのお金」
お金はただ闇雲に貯めるだけだと、流れない水は腐るのと同じで溜め込まれたお金も腐ってしまうと言われています。
お金はたくさん動いて、たくさんの人を幸せにしたいと思っている。
だからお金を使って、たくさん循環してくれる人の元に行きたがる。
そんな不思議な話を私は信じています。
目的別貯金は、溜め込まれている間もしっかりと自分の使命を持っている。
その目的(使命)を果たすために、ワクワクしながらその出番を待っていてくれる。
そんなふうに私は思っています。
住宅ローン完済時の反省
私は2月初めに、住宅ローンを完済することを決めました。
そのときに必要だったお金は200万円強。
その頃はコロナが中国で蔓延しており、まだ日本ではそれほど影響がなかった時期でしたが、株価は先行して暴落・・・そして少し戻して落ち着いていた頃でした。
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今のような事態になることは、まったく予想できなかった時期でした。
生活が危うくなるような想定はまったくといってなかったけれど、株価はどうなるかと心配になりました。
すでに最高値からだいぶ下がっている状態でしたので、手持ち銘柄はほとんどが含み損の状態です。
※含み損とは・・・買値よりも時価が下回っている「評価損」を指します
住宅ローン完済に必要な200万円を準備するのに、私たちは十数万円の損失を出して株を売りました。
コロナの先行き不透明感から「株を売ろう」・・・という想いもありました。
が、記事を書きながら「生活防衛資金」のことを今あらためて考えてみると「よくあのとき、これらの現金に手を出さなかったな」とふと思いだしたんです。
どれだけ大暴落しようと、今後もずっと持ち続けるつもりでいた銘柄も売りました。
夫が手放したくないと思っていた銘柄も売りました。
それらを売る前に、目的別貯金を一部ちょっと使わせてもらおうかと実は一度迷ったんです。
我が家の「生活防衛資金」は、目的別貯金の中の老後用や車購入費の積立貯金がそれを兼ねています。
それらはすぐに使うお金ではないため、「ちょっとここからお金を借りて、住宅ローンがなくなったらそれを使って毎月返していけばいいかな」と思ったんです。
まだその頃は、今のような状況をまったく想定していませんでしたから。
先日の記事を書きながら、もしあの時それらの現金を住宅ローン返済に回していたら・・・
と、想像するとゾッとしてきました。
いくら住宅ローンを完済していても、もし手持ちの現金が無かったら・・・。
いまきっと不安で不安で仕方ないと思います。
お金との約束
目的別貯金はお金との約束事。
若い頃からずっと、名前を付けたお金との約束を守ってきました。
今回、使ってしまおうかと一度迷ってしまったけれど、あのとき約束を守り通せて本当に良かった。
「生活防衛資金とは、ある日突然必要になるお金なんだ」
コロナに限らず、病気や事故・リストラ・倒産、突然のできごとに対処するためのお金です。
わかっていたはずなのに、それらを使おうかと迷ってしまった私は、やっぱりわかっていなかったんですよね。
返すあてがあったという言い訳がありますが、「生活防衛資金」がいつか必要になるかもしれないという危機感が全くなかったんです。
心の底では「これを使うようなことはない」って、勝手に思い込んでいた。
使う目的が住宅ローンの完済のためとはいえ、もしもそのとき自力で現金が準備できなかったのなら、
「まだそのときではない」
ということだったのだと思います。
それを無視してお金との約束も破り、あのとき現金を使っていたら・・・・。
本当にゾッとします。
目的別貯金はお金に名前をつけること。
そしてお金との約束である。
私の名前はミイコなのに、「あなたは明日からケイコになってね」と言われても、なかなか受け入れられないですもんね。
お金に名前を付ける目的別貯金。
それらのおかげで、私は今までたくさんの夢を叶えてきました。
若い頃はお金を貯めてブランドバックを買ったり、海外旅行もたくさんいきました。
次は韓国!つぎはプーケット!って、すぐに新しい行き先のための貯金をしてました。
その上で、将来のための貯金だって増やすことができていました。
それはやっぱり、お金との約束=別のことには使わない
それを守ってきたからこそ。
目的別貯金でお金に名前を付けることで、目標達成のすごいパワーが生まれると思う。
それらのパワーや、今までずっとお金との約束を守ってきた習慣が、「生活防衛資金」を私の欲から守ってくれました。
もう20年以上ずっと目的別貯金を続けてきましたが、これからもずっとお金との約束を守り続けていきたい。
そんなふうに改めて考える良いキッカケとなりました。
コロナが教えてくれた反省点
以前のブログに書いたかもしれないけど、実は昨年初めて約束を破っちゃったのです。
夫のバイクを予定よりも早く購入することにしたからです。
夫が持ち株を売ったお金で返すつもりで、別の目的別貯金からお金を借りたんですよね。
すでにそれは返し終わっていますが・・・・。
やっぱり一度約束を破ったことが、「またこのお金、借りてもいいよね」に繋がるなと感じました。
20年以上ずっと守り続けてきたのに、一度それを壊してしまえば・・・人間やっぱりラクな方に逃げたくなりますね。
もし今回のことがなかったら・・・。
私は昨年のバイク購入をきっかけに、今後も気軽に目的別貯金に手を付けるようになっていたかもしれません。
「返すあてがあれば、べつに借りてもいいでしょ!」って。
自分(家族)のお金ですから、誰に文句もいわれず自由になるお金です。
だけどそれらを守ってきたからこそ、今までは「お金がなければ諦める」ということも守られてきた。
そんな習慣が、今の私たちの生活を支えてきてくれました。
誰に文句も言われない・・・自由に使えるお金だからこそ、自分の意思が重要になってきます。
当たり前のように目的別貯金を続けてきたけれど、それを管理する私の強い意志があってこそのものだった。
それを今後も忘れずに、ずっと”お金との約束”守り続けていきたいなと思っています。
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