私の住む分譲マンションの価格は3200万円です。
購入当時の夫の年収は350万円。
その頃は私も正社員で働いていましたが、子どもができたらしばらくは子育てに専念したいという希望がありました。
夫一人の収入で買えるものではない。
このマンションは、その当時の私たち夫婦にとっては完全に高嶺の花でした。
私たちが住む部屋は、マンション5階の東角部屋。
南向きリビングから見える景色は、目の前を遮る建物もなく開放感に溢れています。
さらにリビングの東南角は壁になっておらず、南側の窓と繋がるガラス張りになっており、晴れの日には部屋の中まで朝陽がさんさんと降り注ぎます。
「こんな素敵な部屋には、きっと二度と巡り合えないだろう。絶対に欲しい!」と考えた私たち夫婦は、お金の計算をしながらしばらく眠れない日を過ごしたことを今でもよく覚えています。
3週連続で『バビロン大富豪の教え』の《黄金に愛される七つ道具》について書いてきましたが、今日で終了です。
《黄金に愛される七つ道具》
1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそ最大の資本にせよ
7つ道具の残り3つ。
この3つを、私はこのマンション購入で実感していますので、今日はまとめて書いてみたいと思います。
住居への支払いは心を豊かにする投資
《黄金に愛される七つ道具》の5つ目は、【より良きところに住め】です
本には、こう書かれています。
住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションとなる
住居への支払いは 心を豊かにする投資と言えるのである
●目に入ってくる景色が可能性を作る
●視界に入るものが意識をつくる
というようなことを聞いたことはないでしょうか?
私たちはマンションの見学でリビングに入った瞬間に、あまりの明るさと解放感に「無理してでも買わずにはいられない」ほどの衝撃を受けました。
「でもお金がぁ~」
と、何日も眠れないほど迷いに迷いましたが、あのとき勇気を出して購入したことは間違いではありませんでした。
それを実感している一番の理由は「夫の行動」です。
いま私の夫は、毎日の洗濯干しを自ら進んでやってくれています。
朝、開放感のあるベランダで早朝の美味しい外の空気を吸いながら「どうやって干したら洗濯物が乾きやすくなるか?」と考えながら干すのがなんだか少し楽しいようです(笑)
そしてもうひとつ。
夫は洗濯物を干した後に、
太陽に向かって手を合わせて感謝する
ということを習慣にしています。
これは運気が上がる習慣等の本やブログでも度々見かける《良い習慣》といわれるもののひとつですが、もしもこの家に住んでいなければ夫がこの習慣を身につけることはできなかったと思います。
昔住んでいた家は、ベランダの向こうはすぐに別の家の壁があり、朝日が昇ってくるところなど到底拝むことができなかったからです。
夫は太陽への参拝を終えた後「幸せだなぁ~。本当にこの家で良かったなぁ~」と今でも度々口にします。
天気が良い日は本当に感動的な朝陽が部屋に差し込んできますので、子供たちとも「朝陽のパワーがきてるよ!」と声を掛け合い、みんなで両手を広げて太陽のパワーをいただいています。
●目に入ってくる景色が可能性を作る
●視界に入るものが意識をつくる
部屋に差し込む日の光ひとつでも、これだけ家族が幸せを感じる元となります。
私がいまひたすら「自由」を追い求めているのも、解放感あふれる景色から影響を受けているかもしれません。
私たちにとって、とても高い買物ではありましたが、
住居への支払いは 心を豊かにする投資
これをいま、私はとても実感しています。
必要なのは《不安》への具体的な対応策
《黄金に愛される七つ道具》の6つ目は、【今日から未来の生活に備えよ】です。
7つの道具1~5までの間に、お金の貯め方・増やし方・住居への投資を学びました。
その次の道具は、不安への対応策です。
私たちは上に書いた通り、夫の収入に対して高嶺の花のマンションを手に入れたいと思いました。
でもそこには「将来のお金の不安」がつきまといます。
その不安から2~3日は、ほとんど眠ることができなくなるほどでした。
将来への不安。
これは「まぁどうにかなるっしょ!」では、本当の意味で拭い去ることはできません。
私にできた《不安に対する対応策》は、未来の生活に備えること。
簡単にいうと「徹底的に計算♡」です。
私たち夫婦に合った住宅ローンの組み方、借りてからの繰り上げ返済計画を具体的に計算し「これなら実現可能だ」と、根拠ある判断を納得できるところまで計画することで、不安を減らすことができました。
こんにちは。今日もご訪問いただき、ありがとうございます。 夫49歳で住宅ローン完済の手続きを終えた我が家。帰ってきた夫に報告すると、やはり特段感動も何もない感じでした(笑)来月からはローンの[…]
お金は溜め込んでばかりでもいけないし、かといって「なんとかなるさ」と未来の生活に備えることを忘れていてはいけません。
本気の本気で「なんとかなる!」と思っているのならよいと思います。
最近、早期リタイヤした方の話しを聞く機会があったのですが、その方は「現金(貯金)はゼロ!」と答えていました。
それは何も考えず「なんとかなるさ」と思っているからではなく、
「自分が働かなくても自動的に毎月お金が入ってくる仕組み」
を持っているからこそ。
これは立派に、自分の未来の生活に備えを持っていることになります。
早期リタイヤは憧れではありますが、今の私にはまだまだ難しい。
お金が自動的に入ってくる仕組みもまだ作れていない。
そんな私にできることは、自分の家庭では毎月いくら必要なのかを計算し、何かあった時のための《生活防衛資金》をまずは準備して備えること。
将来への不安は、計算することである程度消すことができます。
なんか漠然と将来が不安な状態でいるよりも、しっかりと家計を把握して本当に必要な金額を割り出してみる。
そこでもしもお金が足りないと判断できたなら、その問題を解決するためにはどうしたらいいのかと計画を立てることができます。
私はマンション購入時に不安でいっぱいになりましたが、きちんと計算して計画を立てることで解決することができました。
【今日から未来の生活に備えよ】=計算+計画+実行
であると、私は個人的に感じています。
2020年2月に住宅ローン完済した我が家。 繰り上げ返済を積極的に行っていくのか、それとも自由に動かせる資産として手元に置いておくのか。どちらが正しい道かと聞かれれば、人それぞれだと思います。自分の[…]
未来を創るのは自分
『バビロン大富豪の教え』の中で、バビロンの大富豪アルカドは《黄金に愛される七つ道具》として、7つの知恵を教えてくれました。
1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそ最大の資本にせよ
《黄金に愛される七つ道具》の7つ目は、【自分こそ最大の資本にせよ】です
知識や知恵を持っていても、実際に自分が行動に移さなければその知識が実を結ぶことはありません。
これらの知識を得て、実際に豊かさと幸せを手にいれられるか、そうでないかを分ける壁は「動くか、動かないか」であることを教えてくれています。
自転車に乗る方法、野球がうまくなる方法を本やYouTube動画でいくら学んでいても、実際に練習をしなければ絶対にできるようにはなりません。
この資本主義社会である日本で生きている限り、お金は切っても切り離せないものです。
日本では金銭教育を学校では学べないので、お金に強くなるためには自分で学んでいくしかない。
私は運よくマネーリテラシーの高い親の元に生まれ、親からお金の教育をしっかりと受けてくることができました。
そして親から学んだあとも、若い頃から今までずっとお金について学ぶ時間を惜しみませんでした。
高嶺の花であるマンションを無理して買ったにも関わらず、購入から14年、40代で完済という結果を残せたのは、私がお金について学んできたことで「お金の計算・計画」をしっかりと立てることができたからです。
人それぞれ、価値観や幸せに感じることは違います。
お金の稼ぎ方・使い方・増やし方に、万人に共通する正解はないと思っています。
だからこそ、自分自身でお金の知識・教養と言われるマネーリテラシーを身に着け、自分と自分の家族の為だけの正解を導き出すこと。
自分なりの家計管理・資産運用法を、自分自身でカスタマイズできる力を身につけること。
これが一番大切なことだと思っています。
先日noteで、おススメのお金の本2冊を紹介しました。
お金への想い|【1000万円貯金】を二度達成した私のおススメ本2冊♪|ミイコ|note
以前ブログにも書いていますが、お金の教養には2種類あります。
家計管理や資産運用等のお金の管理に対する教養「お金のIQ」
お金に対する感情面に対処する知性「お金のEQ」
このふたつの分けておススメしているのが、こちらの本です。
お金のIQを高めるためにオススメしたのはこちらの本。
両学長さんの『お金の大学』
お金のEQを学ぶためにオススメなのは
本田健さんの『HAPPY MONEY』になります。
もしよかったら、noteの記事も覗いてみてください。
最後まで読んでくれたらハートマークの「スキ」をプレゼントしてくれたらとっても嬉しいです♡
お金への想い|【1000万円貯金】を二度達成した私のおススメ本2冊♪|ミイコ|note
お金について学ぶには、
●本を読む
●お金ブログを読む
●お金に関するYouTubeを観る
●お金について詳しい人に聞く
などなど、たくさんの選択肢があり、自分がやると決意さえすれば、今の時代は無料でいくらでも知識が手に入ります。
昔は「本を読む」「詳しい人に聞く」に2択だったのでハードルが高かったですが、今は誰でもカンタンにお金について学べる時代です。
昔は昔で、そんな知識などなくても銀行預金で自動的に増えたわけで(笑)
本当に世の中うまくできているなと思っています♪
《黄金に愛される七つ道具》の7つ目。
【自分こそ最大の資本にせよ】
私が40代で住宅ローンを完済できたのは、これが一番の理由だと思っています。
私は他に特技と呼べるものがありません(笑)
でも昔から、お金について学ぶことだけは大好きだったんです♡
それはすべて両親のおかげ、このブログが書けるのも両親のおかげです。
私にこの資本主義社会で幸せに生きて行く方法を教えてくれた両親に、いまとても感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
マネーリテラシー(金融リテラシー)という言葉をご存知ですか?マネーリテラシーとは「お金の教養」お金に対する正しい知識を持ち、それを自分自身の生活に活かしていく能力を指します。※「正しい」といっても、人によってそれぞれ[…]
子どもがいただいたお年玉。親が預かって貯金する?それとも子供にお任せ? 各家庭で考え方はそれぞれですが、我が家は基本的に子供にお任せスタイルです♪ただひとつ、今までアドバイスしてきたのが、[…]