こんにちは。
今日は抵当権抹消手続きをしに、法務局に行ってきました。
前回記事にしたのはコチラ↓
(良かったらこちらの記事からご覧くださいね)
こんにちは。 今年2020年2月で住宅ローンを完済した我が家。抵当権解除の手続きは、ステイホームでずっとおあずけになっていました。休校も終わったので、そろそろ始動します!だけどやっぱり・・・[…]
上の記事では、抵当権解除の申請について、インターネットで下調べしたところまで書いています。
司法書士に頼まず、自分で抵当権抹消手続きをする
ということについて、まず最初に私の個人的感想を言ってしまうと・・・。
上の記事に書いた「調べる」というところが、一番精神的にきつかったと感じています。
いろんな書類の名称、そして慣れない言葉ばかりを見て、まずとっても疲れてしまう。
「わけわからん、もうイヤ!」と投げ出したくなる。
そんな感じです。
「住宅ローン完済 抵当権解除(もしくは 抹消手続き)」で検索すると、たくさんの記事が出てきます。
そこからまずは情報収集をするわけですが、自分が銀行から受け取った書類が、他の方が書かれている「必要書類」に当てはまらない(同じ名前の書類がない)。
「資格証明書なんて、銀行からもらってない!」
自分の持ってる書類だけでちゃんと申請できるのか不安。(←何度も法務局に行きたくないですよね!)
そして、法務局のホームページからこんな登記申請書を印刷してみたものの、見るだけで「難しそう!」ってちょっと面倒に感じる。
あくまで私の主観でしかないですが・・・、この段階が一番おっくうに感じる部分でした。
そこを乗り越えて「やったるぜー」と自分で決めて、実際にやってみると・・・。
実際はそこまで難しいところはなかった。
というのが私の感想です。
今日はまだ法務局に書類を提出してきたところです。
もしかしたら不備があり。、もう一度やり直しがあるかもしれません。
でも忘れないうちに、一度記事にしておきたいと思います。
抵当権解除に必要な書類
我が家が銀行から受け取った書類はこちらの6点。
●登記完了証
●登記識別情報通知
●委任状
●ローン契約書(金銭消費貸借契約書)
●抵当権設定契約証書
●抵当権解除証書
あとは法務局HPからダウンロードした「登記申請書」
そしてそれにプラスして、我が家は妻の私が手続きにいくため夫からの委任状を持っていきました。
妻が手続きに行く際の委任状については、ネット情報では必要という人と必要ないと言われてる方がみえました。
登記相談の電話予約をした際に確認すると、私の場合は必要だと言われたので、自分で作って持っていきました。
が、結果的に、我が家は私も夫と一緒に住宅ローンを組んでいたこともあり、夫と同じく抵当権設定者であったことで、私自身も申請者本人としてみてもらえるようで、委任状は必要ありませんでした。
資格証明書について
そして情報収集した際に、多くの方が必要書類のひとつとしてあげていた「資格証明書」
こちらの書類を我が家は銀行から受け取っていませんでした。
※資格証明書とは銀行の代表者が金融機関の資格を持っていることを証明する書類です。これが必要な場合は書類の有効期限は三か月と書かれていました。
この資格証明書を「必要書類」としてあげていない方もみえたので、「絶対に必要な書類ではないのか?」と思いつつ、登記申請書の書き方について深掘りして調べていくと・・・。
これについて、ようやく理解することができました。
登記申請書の中に、義務者として銀行の情報を入れる部分があります。
そこに「会社法人等番号」というものの記載が必要なのですが、この番号を証明するためのものが「資格証明書」になるようです。
私がそれを知ったサイトには、この番号さえわかれば資格証明書は必要ないということが書かれていました。
・会社法人等番号を登記申請書に記載する もしくは・・
・資格証明書の添付があれば、登記申請書への記載は必要なし
というような感じです。
(もちろん、記載・証明書両方ありはOKです)
私が銀行から受け取った書類の中に、この会社法人等番号が書かれた書類がなかったため、口頭で教えてもらえるものなのかを銀行へ電話して確認してみました。
すると、
・抵当権解除証書に記載がありませんでしたか?
・委任状に記載はありませんでしたか?
と聞かれましたが、どちらにもなかったためその旨を伝えると、無事に電話にて口頭で教えてもらうことができました。
銀行から教えてもらった番号を登記申請書に記載し、資格証明書添付はなしで法務局へ行きましたが、無事に受け付けてもらうことができました。
登記申請書の作成について
抵当権抹消手続きに関して、最初に検索した「住宅ローン完済 抵当権解除(もしくは 抹消手続き)」というキーワードで出てくるサイトでは、この申請書作成に関する詳しい情報はあまり得られませんでした。
この検索ワードで出てくるサイトは、解除手続きに関する大まかなことを全てまとめて書いてくれているからです。
なので検索ワードを「登記申請書の作成(書き方)」として、別で深掘りして調べる必要があります。
そうすると、申請書作成について懇切丁寧にまとめてくれているサイトがいくつもありますので、それらを見ながら自分で必要事項を記入していく。
サイトの見本を見ながら記入していくだけでしたので、これは簡単でした。
その中で、上に書いた資格証明書についても知ることができましたので、やっぱりコツコツ丁寧にひとつずつ作業を進めていくことは重要だと思います。
サイトを見てもわからない部分は相談で教えてもらおうと思い、わかるところはすべて記入し、わからないところは空欄のままで法務局に行きました。
法務局での登記相談について
申請のために法務局に行くのを一度で済ませたい!
そう思われる方は、事前に自分で下調べして、書類も一通りそろえてから法務局へ行く事をお勧めします。
ただ…上に書いた通り、私の中では「調べる」ということに、一番拒否感と不安を感じました。
なのでイチから調べるのが苦手な方や、難しい言葉をみるだけで拒否感を示してしまうような方は、もう一度法務局に行く事を前提に、最初からイチからの相談にのってもらいに行くのもありかもしれません。
今日、私と同じ時間に予約されてた方は、
「今日申請まではできないと思うので、もう一度相談の予約をお願いしたい」と受付で言われていました。
今日は相談にのってもらうだけで、後日書類を準備して確認(チェック)をしてもらいたいのかなと勝手に推測しました。
そうなると司法書士さんにお願いしても1~2万円ほどで済みますから、最初から司法書士さんに頼むという手もありですよね。
そこは人により価値観が違いますから、時間と手間をかけても自分でやってみたいと思う方もいらっしゃるし、人それぞれ好きな方法を選べばいいかなと思います。
ただこの相談で感じたのは、
「登記申請書」は前もって自分で書けるとこだけでも書いておく。
というのがベストだということです。
法務局での登記相談は、やり方は教えてくれるけど、教えてもらいながらその場で記入するところをずっと見守ってくれるところではないからです。
「ここにはコレを書いて・・・。」
「この書類のこの部分を写せばいいよ」
「印鑑はこことここね」
と教えてはくれるけど、その場で私が記入する時間はくれません。
相談員さんが鉛筆で軽くメモしてくれたりはしますが、その場では記入させてもらえません。
もしも「難しいし調べるのも面倒。相談で教えてもらいながらむこうで全部書けばいっか!」という感じで白紙で行った場合、相談で教えてもらった内容をすべては覚えきれないかも・・と思いました。
覚えてすべて書けたとしても、書いたものをその後チェックしてもらうことができませんので、もし不備があったらアウト。
再提出のため、呼び出しとなってしまいます。
私の場合は、わかるところはすべて記入済みでしたので、それが合っているかのチェックをしてもらい、わからず空欄にした部分だけを教えてもらうことができました。
そうして一通りチェックしてもらい、「これなら印紙買って、空いてるとこ記入したら今日出せるからね」と言われ、「書くための机が外にあるからね」と教えてもらい、無事に本日提出することができました。
これは私の地元の法務局だけの話しかもしれません。
ですが結構忙しいようで登記相談の予約はいっぱい詰まっていますので、一人にかける時間は決まっています。
銀行や郵便局のように、教えてもらいながら書類をかくところではないと思います。
担当はとても親切な明るいおじ様でしたが、「全部イチから教えてもらいながら書く」を想定していくと、不親切なおじさんと感じてしまうかもしれません。
なので私の経験談としては、法務局の登記相談とは
・自分で準備した書類が合っているのかをチェックしてもらうところ
・基本は自分で準備して、わからないところだけを教えてもらうところ
だと思いました。
もしくは、上にも書いたように、もう一度来る前提でイチから教えてもらうところ。だと感じます。
あくまで私の感じたことですので、法務局によっては違っているかもしれません。
ご了承ください。
登記申請について
相談窓口で不明なところを教えていただき、机をお借りして自分で書類作成を完了させました。
手数料の印紙を購入。
(我が家はマンションなので2000円でした)
そして、登記申請の窓口に提出に行きました。
受付のお姉さんが、必要書類や記載事項をかるーーーくその場でチェックして、「登記完了予定表」というものを受け取り、申請は終了です。
ここでのチェックは本当にかるーーーく☆でしたので、「不備があったら連絡します」とのこと。
やはり、素人の私達が来る場所というよりも司法書士さんなどプロの方が書類提出に来る場所という感じで、「不備がないこと前提」なのかなと。
窓口付近は区役所のような「待合室」のような雰囲気ではなく、本当に…ただ提出してすぐに帰る場所という印象でした。
番号札もありませんし、混みあう雰囲気の場所ではありません。
窓口は提出することだけという前提で、そのために予約必須の「登記相談」があるんだろうと思います。
これまた私の勝手な解釈ですがそのように感じました。
不備がなければ、一週間後に登記完了の書類を受け取りに行き、それですべて完了です。
まとめ
我が家は夫婦二人で住宅ローンを組みました。
そのうち妻である私のローンを先に完済し、その際の抵当権抹消手続きは手数料を支払い司法書士さんにお願いしています。
そのときは私は正社員で働いていたため、今回のこの手間を考えると、15000円ほどかけて司法書士さんにお願いしたことは「正解だった」と感じています。
今回すべて自分で手続きした結果。
かかった金額は印紙代2000円のみ。
法務局までは自転車で行きましたから、交通費もかかっていません。
お金のことだけ考えれば、13000円も安く済んだ!というわけです。
この差額をどう感じるかは人それぞれです。
そしてこの手続きに関するすべてに苦手意識がどれだけあるか、面倒と感じるかも人それぞれだと思います。
私の夫は毎年提出する年末調整の書類でさえも「大嫌い!無理!」という書類嫌いの人間です。
そんな夫は、間違いなく司法書士さんにお願いした方が賢明だと言えます。
夫がこの処理をするとなると、私が行うよりもそうとうな時間とストレスがかかってくると思いますので(笑)
調べるだけで、きっと頭が痛くなってしまうと思います。
ですが、今やり終えた私が感想を述べるとすると、
「2000円で済むなら自分でやってよかった!」という結論に行きつきます。
最初に書いた通り、調べている最中は「むずかしい~、わけわかんない」と拒否感いっぱいでしたが、ちゃんとひとつひとつ踏み込んで調べて進めてみると、登記申請書作成も簡単でした。
わからないことは相談で教えてもらえばいいという安心感もありました。
それから私には
「自分でチャレンジしてみたい」
「新しい経験を積みたい」
という思いもありましたので、手続き自体とは別のポジティブな理由があったからこその「やってよかった!」ということもあります。
住宅ローン完済後の手続きについて、丁寧にまとめてあるサイトはたくさんありますので、そういったことは他の素晴らしいサイトにお任せして、私は
「自分がやってみて感じたこと」
を主に書かせていただきました。
資格証明書については「うちにはない!」と不安に感じましたので、それだけは書かせて頂きました。
すべて私が個人的に感じたことであり、これがすべての方に当てはまるわけではありませんし、法務局の対応も局によって差があるかと思います。
その点、ご了承いただけると助かります。
この記事が、これから抵当権抹消手続きをされるどなたかのお役にたてましたら、とても嬉しく思います。
2020年2月。最後の住宅ローン引き落としをもって、無事住宅ローン完済となりました。さて、これで来月からは約6万円の引き落とし(固定支出)がなくなりました。収入・支出の変化があった際にはお決まりの[…]
「年収500万円台でも40代で住宅ローンを完済できた!」 そんな我が家を支えてくれたのは、株主優待の存在でした。これがなかったら、返済のための「節約」がとても苦しいことになっていたことで[…]