あなたにとって、お金とはどんなものですか?
お金のことを考えるとき、どんな感情が湧いてきますか?
ワクワクしますか? 不安になる?
「もういいや!」って、考えることさえも辞めてしまいたくなる人もいるかもしれません。
もしくは「興味がない」という声も聞こえてきそうです。
人によって、お金に対するイメージや感情は大きく差があります。
「お金と向き合うことは、自分の人生と真剣に向き合うこと」
日本ではお金の話をすることは何かとタブー視されてきましたが、お金は私たちが生きていくのに必要なものであり、自分の人生に大きく関わってくる大切なもの。
お金としっかり向き合うことで、自分が本当にやりたいこと、欲しいもの、生き方そのものと真剣に向き合っていくことに繋がっていくと、私は信じています。
お金とは?
お金のことを考えるとどんな感情が湧いてくる?
私にとってお金とは、まず「安心」を与えてくれるものであり、自分や家族・周りの人を幸せにしてくれる、夢を応援してくれる、困ったときには助けてくれる、とても大切なものです。
私はお金が大好きなので、お金のことを考えることはとても幸せな時間であり、お金は私にたくさんのワクワクを運んでくれます。
私にとってお金は、”推し”のアイドルみたいなものかもしれません(笑)
つまり……
一日何時間でも、飽きずにお金のことを考えていられるほど、私はお金が大好きなのです♡
こんなことを話す私に対して、どんな印象を抱くのか?
それもきっと、人それぞれですね♪
noteでとのむらのりこさんという方が「小さな私」と向き合うお話を書かれていました。
みんなが持っているような、可愛い鉛筆や消しゴムが欲しい。
でも「買ってほしい」と言えなかった。
皆と同じものが持てないというのは、子供にとって死活問題である。それが、母には分からない。「書ければいいでしょ」こともなげに言う。本当に書ければいいのかな?
羨ましく思う事を通り越して諦めるしかなかった。金銭的に購入出来なかった訳ではない。母は自分が認めた、自分の正しさの為に湯水の様なお金を使えたが娘の気持ちにはお金は使わない人だった。
300円さえわたしには使う価値がないのか、酷く落ち込んでいた小さな私がいた。
私の中にも、のりこさんと同じような「小さな私」がいます。
この文章を読んで、もう十分に解放できていると思っていた「小さな私」がぶわぁッと、大人の私に大粒の涙を流させました。
まだ、いたんだね。きっとずっといるんだろうなぁ。
よしよしヾ(・ω・`)
お金にまつわる心の傷と向き合うことは、わたしにとって「小さな私」を癒すことでもありました。
私はお金が大好きです。お金のことを考えるのも大好きです。 40年を超える人生の中で、きっと人よりもかなり多くの時間を、…
10年前までの私にとって、お金とは自由の象徴そのもの。
お金がなければ自由になれない。
せっかくお金が入って来ても、お金はすぐにまた出ていってしまう。
これじゃあまだ足りない、もっと、もっと……
お金と向き合うとき、私の心はいつも不安でいっぱいでした。
それでも私は「自由」を手にすることを諦めきれず、「お金を貯め、増やすことの実践的な知識(お金のIQ)」をずっと学び続けてきました。
私が本当に求めているのは「お金」ではなく「幸せな人生」。
「幸せな人生」を手に入れるためには、ある程度のお金が必要ではありますが、そのために必要なお金の量はきっと人それぞれです。
お金がそんなになくても幸せな人もいるし、お金がたくさんあっても不幸せな人がいる。
お金がなければ自由になれない
お金さえあれば…
お金のIQばかりを重要視してきた私でしたが、私に足りていなかったのはお金のEQ(お金に対する感情面に対処する知性)の方でした。
大切なのは、お金のIQ・お金のEQを同時に高め、そして自ら『happy money』の流れに入っていくこと。
本田健さんの著書『happy money』は、「お金にまつわる心の傷」を持っている人にとってとても癒しになり、お金と真っすぐ向き合うためのきっかけとなる本です。
この本は一度目に読んだ時涙が止まらなくなり、私がカフェで読めなくなった唯一の本。
のりこさんの記事できっかけをもらい再度読み直してみましたが、また読み進めるたびにポロポロと涙があふれてきました。
本に書かれている内容と、自分の過去の思い出がどうにもこうにもリンクしすぎてしまうんです。
子供の頃の私は、いつも周りの友だちと自分を比べ、強い欠乏感の中で生きてきました。
洋服は常に友達からのおさがり。
小学校の卒業式のため、初めて自分のために買ってもらった9800円の服。
お店で女の子のマネキンが着ていた、大きな黒い襟に音符の模様が入った可愛い洋服。
「これ! これ! これにする!」
うれしくてうれしくて仕方なかったのに、ある日同じクラスのお友達が、まったく同じ服を普段着として着てきました。
私はその服を卒業式で着ることがとても恥ずかしくなり、家に帰って服を投げ捨てて泣き叫んだ思い出。
2年前に学校の作品展で、久しぶりに「小さな私」が大きく反応したことがありました。
我が家の子どもたちが通う小学校では、図工で使う飾りを自分で準備することがあります。
いつも急に言われるので適当な飾りを常に準備してありますが、ある日娘は「これ、図工で使うから持ってくね~」といつものように準備された飾りを袋ごと持っていきました。
作品展で使うものだとは、私はまったく知りませんでした。
その後作品展にいくと、子供たちがそれぞれ作った帽子が展示されていました。
そこには大きなポンポンや色とりどりのリボン、キラキラの飾りで飾られた立派な帽子がたくさん並んでいました。
そんな中で私の娘が作った帽子は、学校で準備された色画用紙と、家に常備してあったわずかな飾りで、とても貧相なものに見えました。
「みんな可愛いものを持っているのに、また私だけが持っていない」
ザワザワザワっと私の心は大きく揺さぶられ、ちゃんとした飾りを準備してあげられなかった娘への申し訳なさでいっぱいで、その作品をしっかりと見つめることが、そのときの私にはとてもできませんでした。
娘にそのことを謝ると、
「え? なんで? 私の帽子…めちゃくちゃ可愛くできてるんだけど♡」
みんなが可愛い飾りを持ってきてるのを見て、何も思わなかったのか?
なんで自分も欲しいと言わなかったのか?
「え? だって、気づかなかったもん♡」
工作が大好きな娘は自分の帽子を作るのに一生懸命で、それだけで楽しくて、周りの子の飾りなどまるで気にしていなかったのです。
そして全員の完成品を見てもなお、ゴージャスな飾りなど関係なく、目の前に準備された材料で工夫して作った自分の帽子に、とても自信を持っていました。
娘の言葉を聞き、娘の作品と他の子の作品を比べ、勝手な優劣をつけてしまった自分をとても恥ずかしく思いました。
このころ私自身は「人と比べる」ということから、すでに卒業できていると思っていました。
みんなが持っていて、私が持っていないものはたくさんあるけれど、自分が本当に必要なものはすでに”在る”。
けれどその対象が「娘(子ども)」であったため、小さな私が心の傷を思い出し大声で泣いてしまいました。
でも、娘はまるで違った。
同じ状況であっても、幸せを決めるのは自分のこころ次第だ。
我が子の作品を他の作品と比べ「貧相だ」と感じた私は、とても恥ずかしい母親だと思います。
でも、心の傷を抱えていると、そんなふうにしか思えないときもある。
それを自分で責める必要はない。
大切なのは、そんな気持ちにまず気づいて「これからどうしていきたいのか?」と考えること。
お金には「happy money」と「unhappy money」の2種類があります。
お金を受け取る時、支払う時にネガティブな感情が乗れば、そのお金は「unhappy money」になってしまう。
お金を受け取る時も、出ていくときも「ありがとう」と感謝の気持ちを持つことができれば、そこで自動的に「happy money」の流れに乗ることができる。
感謝と不安は、同時に感じることができないそうです。
だからお金を使うときは、いつでも「ありがとう」と送り出す。
公共料金を支払うときは「今日も灯りをともしてくれてありがとう。部屋を快適な温度に温めてくれてありがとう」
税金を支払うときは「図書館で借りた本を、公園のベンチに座って読むことがとても幸せだ。子供を小学校に通わせてくれてありがとう」
私たちはお金を支払うとき、必ず何かを交換で受け取っています。
出ていくお金ではなく、受け取るものをしっかりと見つめることができれば、そこに感謝の気持ちが生まれます。
私はこれからも大好きなお金とともに、心穏やかに楽しい人生を送っていきたい。
(イラスト提供💛koharuさん)
お金と仲良くいるために、私の財布にいるお金たちが笑顔でいられるように、いつも「ありがとう」と声をかけていく。
子どものころは、自分の力で環境を変えることができません。
そのため、自分に与えられたその場所で、何とか自分を保ち生き残るために、必死になって本来の自分には合わない心のブロックを作ってしまう。
子供のころにできた自分に合わない観念は、大人になっても潜在意識の中に残り、私たちを幸せから遠ざけます。
でも、それはけして邪魔者ではなく、自分をここまで守ってきてくれたもの。
「こう在りたい」と願う本来の自分とかけ離れた観念は、「今まで私を守ってくれてありがとう」と言って感謝で手放していく。
そうしていくことで、私の人生も、お金との向き合い方もガラッと変わっていきました。
自分がどんな傷を抱えているのか、どうしてその傷を抱えることになったのか、その傷が日々の生活にどんな影響を与えているのかといったことに気づくと、人は、人生で何を優先するべきかを健全に判断できるようになります。
もしあなたが、お金に関する傷を癒すことができたら、あなたの経済状況は確実に改善するでしょう。(中略)
あなたのお金に対する考えが、あなたのお金ーひいてはあなたの人生ーに反映するからです。
『happy money』より引用
今の私には、これからまだまだ手に入れていきたいものがたくさんあります。
でも、そこに欠乏の意識やストレス、焦り、不安などの感情はありません。
自分にとってなくてはならない本当に大切なものは、すでに手に入れていると思えるからです。
そして、「欲しいものを手に入れられる力が、私にはある!」と信じられるようになったからです。
お金がなければ自由になれない
お金さえあれば…
これは、私が子供のころに「自分を守るため」に作ってきた観念。
お金がなければ自由になれないのではなく、お金があれば人生における様々な選択肢の自由が広がります。
私は自分と家族の人生の自由度をあげるため、これからもお金のIQ、お金のEQを高める努力を続けていきたいと思っています。
何より、私はお金のことを「お金ちゃん」と呼ぶほど大好きですから、そんなお金ちゃんをたくさん集めたくなるのは、とても自然な流れなのです♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事は、SNS「note」に投稿した過去記事を加筆修正し改めて投稿したものです。
現在「note」は隔週投稿♪
よかったら「note」にも遊びに来てくださいね。