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子宮腺筋症について
※血の話や汚い話も出てきます。
苦手な方はスルーして下さいね。
「子宮腺筋症」
子宮筋腫や子宮内膜症と違い、あまり聞きなれない病気だと思います。
私も自分がこの病気になる前は、聞いたこともありませんでした。
昨日のブログでも書きましたが、子宮腺筋症とは子宮内膜が子宮の筋組織の中に入り込み、生理の度に増殖してしまう病気です。
私のもう一つの病気、チョコレート嚢胞も卵巣内にできる子宮内膜症。
私は子宮筋腫だけでなく、女性器全体が子宮内膜症にかかってしまったようです。
手術したのが二年前。
そのさらに2年ほど前から生理痛の激痛、月経過多などに悩まされていました。
毎年筋腫の検診を受けていたため、3年前の検診で相談しましたが、特に筋腫やチョコに変わりはないとのこと。
ずっと鎮痛剤でだましだまし過ごしてきました。
そして二年前の検診時。
チョコが1年で急激に大きくなって悪化しているという診断。
さらに、子宮の壁が厚くなっていることで子宮の方も腺筋症と診断されました。
その頃は症状も本当にひどかったです。
生理時の生理痛の激痛は当たり前。
激痛以上に一日に数回、子宮をぎゅっと握り締められたような瞬間的な激しい痛みがありました。
その痛みの時はウッっとなり、しばらく動くことも話すこともできないくらいの痛みでした。
肛門痛もありました。これまた瞬間的にウっとくる痛みで一瞬動きが止まってフリーズしてしまうほどでした。
経血量も多くなり、タンポンと夜用ナプキンを併用しても2日目3日目はパジャマや布団を汚す日もありました。
そして日中、度々ドロッとしたかたまりと共に、一気にドバっと大量の出血。
これには本当に悩まされました。
取り替えたばかりのナプキンなら間に合う量でしたが、すでに交換から時間が経っているナプキンでは吸収しきれる量ではありませんでした。
二日目、三日目は自分でも相当気を付けていましたが、やはり頻繁に交換ができないタイミングもありますよね。
数回、外でズボンまでしみてしまったこともありました。
生理が終わって、生理痛から解放されたあとも、二週間ほど下から突き上げてくるようなズキッとした痛みがずっと続きました。
※小走りしたときや自転車で段差があったときなど、特にきつかったです。
ひと月の中で痛みから解放されるのは、生理前の一週間ほどだけでした。
そして原因不明の微熱にずっと悩まされ、常に疲労感でいっぱいでした。
この疲労感は我慢できる程度で日常になっていましたが術後回復して、元気な状態となってみると・・・よく耐えていたな。
普通の状態がこんなにラクなものだったなんて。と、自分の身体がすごく軽くなったように感じました。
まだ小さな年子の子育て中。疲労感も子育てで疲れてるからと思い込んでた。
生理の量も、いろんな痛みも徐々に徐々にひどくなっていったので、いつしかその痛みや異常な疲労感に慣れていってる自分がいました。
そんな中での子宮腺筋症の診断。
去年までは変わりなしと言われてきたので、様々な不調も全て我慢するしかなく、その診断で逆にホッとしたのを覚えています。
でも・・・
急激なチョコの成長。癌化の恐れあり。腫瘍マーカーでの異常値。こちらは怖かったです。
「腫瘍マーカーは、筋腫などがひどいと反応する場合もあるから。」と先生に言われたので、そうであることを信じて、総合病院でのMRIを予約してもらい、検査の日を迎えました。
MRI検査が終わり、先生との問診と内診。
「たしかに子宮腺筋症になってますね」
総合病院では、チョコの方ではなく腺筋症の方が重症という判断で腺筋症の治療をどうするのか?という説明が主でした。
今のままでは相当辛いでしょう。そしてこれから生理が起こる度にどんどん酷くなっていく。
治療とするとしたら、二つの選択肢がある。
①本当の閉経がくるまで、様子を見ながら薬で生理を止める。
②開腹手術で一気に完治する。
先生としては、私の年齢ではまだ閉経まで時間がありすぎる。
子供をもう産むつもりがないのなら、小さい子供もいるし、毎月病院通いするよりも一気に取ってしまったほうがいいんじゃないか。
チョコの癌化は、もっと大きくならないとMRIだけでは正直わからない。
摘出して病変を検査してみて、がん細胞があるなとわかる。
だから開腹での全摘をお勧めする。と、言われました。
すぐに決めなくても返事はまた次回でもいいよ、と言われましたが・・一刻も早くこの不調から脱したかったので、すぐに手術を決めました。
最初の婦人科で診断を受けた時、職場の先輩(女性)に病気のことを相談しました。
先輩も病気で卵巣の摘出手術の経験がある方でした。
私も両方の卵巣にチョコがある。先輩も両方の卵巣が病気に侵されていた。
でも若くして更年期障害になるのがイヤで、頑として全摘を拒んだのだとか。
両方ひどかったしその卵巣を残すという事は、再発の恐れがあり再手術もありえる。
先生は取ってしまえと言って取りたがっていたけど、「少しでもいいから残して」と無理やりお願いして残してもらった。そのおかげで、更年期障害は全くない。という話を聞いていました。
残った卵巣は3分の1ほどなのに、しっかりとホルモンを出してくれているらしい。
人間の身体ってすごいですね。
私もそのアドバイスを聞き、まだ手のかかる子供がいる中での更年期障害はキツイと思ったので、再発のリスクは残るけれど子宮全摘、片側卵巣全摘、もう片方は・・悪くなった部分のみ切除。
という感じにできないかと先生に相談しました。
先生は「それは患者さんの希望に合わせますよ」とすぐに承諾してくれ、「左側のがひどいので、左側のみ全摘、右側は病変部分のみ切除」という方向で話を進めてくれました。
手術日は、子供の行事や夫や自分の両親の都合と相談して決めました。
病気とわかったなら、もうあの生理は二度と味わいたくない!!
もうちゃっちゃと手術して治してしまいたい!
そう思いながら迎えた人生最後の生理はやっぱり辛かったけれど、「病気なんだからね」というなんとも不思議な安心感がありました。
病気なのに安心ってとっても変なんですけど、でも毎月の辛い生理を体質だと受け入れるしかない時より、
あの何とも言えない寝ても取れない疲労感を、ただの子育て疲れだと諦めるしかなかった時より、
断然、「病気だから今は仕方ない!」「治療すれば治るんだ!」と思う事ができた診断後の方が安心がいっぱいでした。
病気が見つかってショックというより、治療する事ができるんだということの方が大きく、うれしかったです。
それほど日々の生活が辛かったんです。
三年前。婦人科で変わりなしと言われてしまったので、ひょっとしたら下腹部の痛みだし腸が悪いのかもしれないと思い、内科を受診したこともありました。でも原因は判明せず。
「原因不明」というのは、不安がいっぱいですよね。
手術以降の話しについては、また次回書いていきたいと思います。
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